インプラントについて About implants
インプラントは英単語の「Implant」から来ており、意味も「しっかり差し込む」「植えつける」という意味になります。そして、歯科におけるインプラントは一般的にいうと「人工歯根」と呼ばれる人工的な歯根を製作し、それを普通の歯のように抜けてしまった歯の部分に差し込む施術となります。基本的に人間は子供の頃は乳歯、そして時と共に乳歯が抜けてしまうとしばらくした後で永久歯が生えてくるのはご存知と思われます。さて、子供の時に乳歯が抜けた時の事を思い出してみて欲しいのですが、歯が抜けてしまうとその部分だけ噛む力も無くなってしまい、少し不便な思いをした記憶のある方もいるのではないでしょうか?
やはり歯が無い状態というのは一本抜けただけでもかなり不便を感じてしまいますが、乳歯が抜けたのであればいずれ永久歯が生えてきて不便な状態からは解放されます。ですが、この永久歯が時と共に何らかの理由で抜けてしまうと、人間の歯はこれ以上生えてきませんので、その部分はずっと噛む力がない状態になってしまいます。人の歯は乳歯が抜けてしまうと永久歯となり、それ以上は歯が生えてくる事はありません。しかし、何らかの事故、または虫歯や歯周病といった形で永久歯を失ってしまいますと、歯が抜けてしまった分だけ不便な思いをしてしまいます。例えば、前歯が抜けてしまうと人前に出たときも歯抜け部分をみられてしまい、物を噛む力が低下してしています。さらに歯が抜けることで表情がおかしくなってしまったり、身体の姿勢やバランスも悪くなってしまうなど悪影響も多くなります。よって、歯は人にとって非常に重要な部位でありながら、永久歯が抜けると二度と生えてきませんのでとても重要な存在でもあるのです。かず歯科にお任せ下さい。
インプラントをするメリットとは?
歯が抜けてしまってやはり不便を感じる場合、昔は入れ歯、差し歯が主流でした。しかし、噛む力が本当の歯よりもないため使いにくいだけであったり、違和感が強くて合わないなどの不便もありました。しかも歯の根っこ部分が無ければ差し歯などは処置ができないという条件がありますので非常に面倒でした。
そこで、インプラントであれば歯の根っこが無くても処置が可能であり、本当の歯のように物を噛んだりする事ができるようになりますので、永久歯が抜けて不便を感じていた方でも本来の歯のような感覚を取り戻す事ができます。また、本来の歯と代わらないので、人前で歯を見せてもその違いは他人にはわかりません。そのため、歯が抜けて人前で喋れなかったりした辛さからも解放され、楽しめなかった食事や旅行、会話も積極的に行っていく事ができるようになります。さらに日々の手入れも楽であり、入れ歯などのように一度外して洗浄剤を溶かしたお湯につけるという手間もありませんので、本来の歯と同様に歯磨きでメンテナンスをする事ができます。
インプラントに関する疑問について
インプラントは誰でもできるかどうか?について色んな情報があります。例えば、未成年だとインプラント手術ができない、顎の疾患などが別にあるとそれが原因で受けられないなど、様々な受けられない条件があります。具体例としては以下のような方がインプラント手術を受ける事が難しい、できないとされております。かず歯科にご相談下さい。
具体的なインプラント手術が受けられない方の例
インプラント手術に適さない、インプラントを行うことが困難な場合、理由は大きくわけて2つあります。
口の中にある要因
体全体からくる要因
インプラントが難しい要因
口の中(顎内)の骨の不足による場合
体全体からくる疾患による場合
骨が薄い、高さが低い場合
インプラントを行う際には、インプラント体を埋め込めるだけの骨の幅と量が必要になります。骨の量と質が不足しているとインプラントが困難、または行うことができないケースもあります。
しかし、骨の状態が十分でなくても、骨の量と質を補い、インプラントを行える状態にする技術があります。それらの最新の技術を用いることで、数年前ならインプラントが難しかった症例も治療可能な場合が増えてきています。
インプラントを行うのが難しいケース
インプラントができない可能性が高いケース
いずれかの症状をお持ちの場合には、かず歯科にご相談下さい。
こどもや妊婦がインプラント治療できない理由
こどもの場合 | 成長期は、顎の骨も上下左右に成長しています。この時期にインプラントを埋め入れてしまうと、正常な歯並びからインプラントがずれたり、周囲の健康な歯にインプラントがあたるなど、成長が止まった後に様々な問題が生じることが考えられます。顎の骨の成長が止まると歯並びに大きな変化が起こりにくくなるので、その時期まで待つことが適切です。骨の成長が止まる時期は18〜20歳前後とされています。身長が伸びなくなった頃を目安に治療を考えるとよいでしょう。 |
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妊婦の場合 | 妊娠初期はつわり 妊娠後期は上向きで寝転がることで腹部が圧迫される、早産が危惧がされるなど、妊娠中は治療が難しくなることがあります。 また、顎の骨にチタン(人工歯根)を埋め入れる手術の際には、抗生物質、痛み止めを服用することがありますので、胎児へ影響します。 ですので、出産が終わるまで治療を始めない方が無難と思われます。 |
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こどもの場合 |
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成長期は、顎の骨も上下左右に成長しています。この時期にインプラントを埋め入れてしまうと、正常な歯並びからインプラントがずれたり、周囲の健康な歯にインプラントがあたるなど、成長が止まった後に様々な問題が生じることが考えられます。顎の骨の成長が止まると歯並びに大きな変化が起こりにくくなるので、その時期まで待つことが適切です。骨の成長が止まる時期は18〜20歳前後とされています。身長が伸びなくなった頃を目安に治療を考えるとよいでしょう。 |
妊婦の場合 |
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妊娠初期はつわり 妊娠後期は上向きで寝転がることで腹部が圧迫される 早産が危惧がされるなど、妊娠中は治療が難しくなることがあります。 また、顎の骨にチタン(人工歯根)を埋め入れる手術の際には、抗生物質、痛み止めを服用することがありますので、胎児へ影響します。 ですので、出産が終わるまで治療を始めない方が無難と思われます。。 |
治療の流れと期間
1.初診、カウンセリング
2.検査(レントゲン・CT撮影)
3.治療計画、説明
4.手術
5.メンテナンス
1.初診、カウンセリング
2.検査(レントゲン・CT撮影)
3.治療計画、説明
4.手術
5.メンテナンス
4〜5の治癒安静期間に約2か月〜半年の期間が必要になるので、トータル3〜10か月程度が一般的な治療期間です。
虫歯治療などに比べると長期間と感じる人もいると思いますが、インプラントはアゴの骨に穴を開けて器具を埋め込む外科手術になります。
ある程度の治療期間は必要となります。
治療期間はあくまで目安です。詳しくは、かず歯科にお問い合わせ下さい。
インプラント術後の注意点
食事
術後は傷口を傷付ける事のないよう硬いものを避け
血液の循環を促す香辛料等の刺激物は最低2.3日控えてください。
傷の状態や、痛みに合わせてお粥やお豆腐、ヨーグルトなど柔らかいものから徐々に通常の食事に戻しましょう。
喫煙、アルコール
血液の循環を促すアルコールは痛みの原因となります。
また、たばこは毛細血管を収縮させる為、傷の治りが遅くなる場合があります。
歯磨き、入浴
傷のかさぶたが剥がれる原因になる為
歯磨きは手術箇所に当たらない様注意して行ってください。
うがいは必要最低限にとどめ、強くうがいをしないようにしましょう。
出血の可能性があるので術後は長風呂は控えシャワー程度に。
その他
出血の原因となるので、術後の運動は控えましょう。
できるだけ安静に過ごす事が大切です。
術後はできるだけ口内を清潔に保ちましょう。